「村上新党をつくってください。一緒にやりましょう」
堀江氏は05年の「郵政解散」にともなう衆院選で自民党の支持を受けて広島6区から出馬したが、落選している。このことも踏まえながら、冗談交じりに「恨み節」を披露した。
「もっと言うと、堀江さえ立候補しなければ、おれは逮捕されなかった。(立候補は)『やめとけよ』(と堀江氏に伝えた)。でも、あの瞬間は、堀江が僕にこう言いました。『村上新党をつくってください。一緒にやりましょう』って言われて、僕は断っちゃいました。堀江の選挙は応援しました。応援に人も出しました。『やめとけよ~』(と改めて堀江氏に伝えた)。もう、有頂天になってました。『絶対通るんです!』。落ちるとこういうこと(逮捕・起訴)になる。既得権益に逆らうと、ここまで怖い」
堀江氏は、N高「起業部」入部のための審査員を務めたこともある。村上氏は
「で、僕は最近逆らってません。でも、堀江はまた逆らってます。だから、起業部は大丈夫じゃないです。こっちは大丈夫」
と話し、再び生徒から笑いが起こった。
村上氏は
「この投資部では、単に儲けることを目的にしていません。損してもらっても結構」
とする一方で、
「ものすごくこれで勉強してうまくなって、どんどんお金を稼げるようになっても、それもうれしい。そうやってお金に親しみを持って触れ合ってもらうこと、それが僕の大きな目的なんです」
「お金があったからできることというのはすごく大きいと思うので、お金だけじゃないけど、お金はあった方がいいと、僕はみんなに思ってほしい。汚いものじゃない。あったらいろんなことができるよ、というのはこの授業を通じて伝えたいこと」
と参加を呼びかけた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)
(※23日追記)村上氏は23日、堀江氏への言及をめぐり陳謝するコメントを出した。