田口・小嶺逮捕で「自粛とかやめてね」 「リーガル・ハイ」「金八先生」...に心配の声

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   2019年5月22日に大麻取締法違反容疑で逮捕された元KAT-TUNメンバーの田口淳之介容疑者(33)と女優の小嶺麗奈容疑者(38)。

   かつて一世を風靡したアイドルと女優の逮捕劇に、またしても多くの作品が見られなくなってしまうのでは、と危惧する声がネット上に現れている。

  • 90年代の名作ドラマが、封印されてしまうのか(画像は「テレ朝動画」より)
    90年代の名作ドラマが、封印されてしまうのか(画像は「テレ朝動画」より)
  • 90年代の名作ドラマが、封印されてしまうのか(画像は「テレ朝動画」より)

「リーガル・ハイ」では「草の者」

   田口容疑者が出演したドラマのヒット作の一つが12年放送の「リーガル・ハイ」(フジテレビ系)。堺雅人さんが演じる破天荒な弁護士・古美門研介が主人公の法廷ドラマの中で、田口容疑者は古美門に様々な情報を提供する謎の青年・加賀蘭丸を演じていた。

   加賀の通称が「草の者」だったので、大麻の隠語(草・葉っぱなど)にかけて

「本当に草の者になってしまった」
「草の者が草で捕まるか」

といった驚きと呆れの声がツィッターを中心にネット上に見られる。

   一方、小嶺容疑者は1990年代を中心に多くのドラマ、映画に出演していた。出世作は95年放映開始の「3年B組金八先生」第4シリーズ(TBS系)の広島美香役で鮮烈な印象を視聴者にもたらし、また菅野美穂さん主演の96年放送のドラマ「イグアナの娘」(テレビ朝日系)ではヒロイン・青島リカに嫉妬する同級生の橋本かをり役で存在感を発揮していた。

   他にも複数のドラマでレギュラー役として出演しているため、やはり当時の放映をリアルタイムで見ていた層を中心に動揺が広がっている様子だ。

ピエール瀧被告の例が繰り返されるか

   2人は薬物使用容疑で逮捕されたということで、連想されるのは3月にコカイン使用容疑で逮捕された「電気グルーヴ」メンバーのピエール瀧被告(52)のケース。逮捕が明らかになると、NHKの朝ドラ「あまちゃん」や大河ドラマ「龍馬伝」「いだてん」など、瀧被告の出演作の多くがネット配信の停止、配役変更、さらに電気グルーヴのCD回収に至った。こうした過剰ともとれる自粛には賛否両論が巻き起こったが、田口容疑者と小嶺容疑者の出演作や楽曲についても、

「リーガルハイは素晴らしいドラマなので、逮捕者出たからって自粛とかはやめてね」
「これでリーガルハイのドラマの再放送やDVDの販売が自粛されてしまうの?本格的に作品とその後の俳優の不祥事とは切り離して議論されてもいいと思う」
「小嶺麗奈さん、水の中の八月、金八先生、イグアナの娘とか名作多かったので観られなくなるとかはやめてください」

など、出演作がお蔵入りとなるのを危惧するツイートが続出している。前述の「イグアナの娘」も5月22日18時現在「テレ朝動画」上で有料配信中であるが、果たしてテレビでの再放送やレンタルソフトの出荷が停止となってしまうのか。「作品に罪はあるのか」をめぐって、またしても議論が起きそうだ。

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