「選手村マンション」は割安?それとも不便? 見学殺到も売れ行きは果たして...

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   2020年東京五輪の選手村を改装して作られる巨大マンション群「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」(東京都中央区)に熱い視線が注がれている。2019年4月末から公開された分譲マンションのモデルルームは6月中旬まで見学の予約でいっぱいだという。

   ただこのマンションには交通の便など課題も少なくない。その売れ行きが注目される。

  • 完成予想CG(プレスリリースより)
    完成予想CG(プレスリリースより)
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見学への応募は約1万5000組に

   晴海フラッグは、東京都の市街地再開発事業に基づき、三井不動産レジデンシャルなど11社が建築を進めている。約13ヘクタールに4145戸の分譲住宅をはじめ、商業施設など計24棟を作るもので、保育施設や小中学校なども同時に整備し、約1万2000人が生活する街に育てようという計画だ。

   五輪・パラリンピック中は建物が組織委員会に貸与され、選手や関係者のために約1万7000台のベッドを備える。25~130平方メートルの室内を壁で仕切って1~8人で使う。大会後、これを改修して2LDK~4LDKにする。この改修工事に時間がかかることから、2022年秋竣工、入居予定時期は2023年3月予定とされる。

   分譲マンションのモデルルームの見学には、既に約1万5000組が応募している。6月中旬まで予約がいっぱいで、休日には大勢の家族連れでごった返す状況だ。そんな人気の大きな要因は「中央区という都心に位置しているうえ、周辺の物件に比べてお値打ち感があると見られているため」と不動産関係者は話す。

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