湘南「誤審」問題、「SNSで選手が審判のミス語るのは好まない」 元代表・岩政氏、賛否呼んだ発言の真意説明

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

「お互いをリスペクトしなければどんどん離れていくだけ」

   こうしたことを踏まえ、「ゴールラインをめぐる判定に敏感になっているタイミングでまたしてもこのようなことが起こった。そのことを批判するよりも、これからなくしていくこと。そのための具体策が必要だと思います」として、「こういう場合の選手たちの発信の考え方について」も次のように見解を示している。

「私は、審判と選手は共演者であるべきだと考えています。敵対関係は必要ありません。試合の中ではもちろんぶつかりますよ。それは勝つためにプレーするのが仕事である選手と、公正に安全に試合を成り立たせるのが仕事である審判の方とでは、向かう目的が違うからです」
「しかし、サッカーを愛する気持ちは同じです。その試合を良いものにしたい。その気持ちも同じです。お互いがお互いをリスペクトしなければどんどん離れていくだけです。そうして、『あちら側』と『こちら側』でお互いを捉えているうちは、いつまでも良い関係にはなり得ません」

   その上で、

「だから、私はSNSで選手が審判のミスを取り上げて語るのは好みません。その先に根本の解決が見えるとは思えないからです。ミスはミスが起こる原因を掘り下げて、その原因に具体策を示すこと。関係の問題は、リスペクトした姿勢をまず自分自身がもつこと。SNSでミスを取り上げることは、そのどちらにも属しません」

と、湘南戦の誤審問題をめぐる現役選手らの発信に改めて疑問を示した。

1 2
姉妹サイト