全日空(ANA)が成田-ホノルル線に導入する超大型旅客機、エアバスA380型機の2号機が2019年5月18日、成田空港に到着した。エアバス社の工場がある仏トゥールーズで5月17日(現地時間)にANAに引き渡され、約12時間かけて飛来した。
1号機はハワイの「空」を連想させる、ANAのイメージカラーでもある濃いブルーだったのに対して、2号機はハワイの「海」をイメージしたエメラルドグリーンで彩られた。
1号機は5月24日、2号機は6月中に営業運航
ANAのA380型機には、ハワイでは神聖な生き物だと考えられているウミガメのハワイ語の愛称「ホヌ」にちなんで、「空飛ぶウミガメ」の意味を持つ「FLYING HONU」という愛称がついている。
総2階建てで、乗客520人を乗せることができる。2階席(アッパーデッキ)には、ファーストクラス8席、ビジネスクラス56席、プレミアムエコノミー73席を配置。ファーストクラスには日本初となるドア付きの個室型シート、ビジネスクラスには、カップルが隣同士で座れるペアシートを設けた。
1階席(メインデッキ)にはエコノミークラス383席がある。そのうち、後方の60席はソファー状のカウチシート「ANA COUCHii」として整備。フットレストを水平に持ち上げて前の座席との間を埋め、ベッド状にできる。
1号機は3月21日に成田空港に到着、関西空港やホノルルを往復して訓練飛行を行いながら、5月24日の営業運航に備えている。2号機は準備が整い次第、6月中に営業運航を始める。3号機はハワイの「夕陽」をイメージしたサンセットオレンジの塗装を予定しており、20年にお目見えする。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)