内定辞退は「直接会って」、日経報道が物議 専門家「大企業であればわざわざ出向かなくても...」

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   「内定辞退の正しい伝え方、『直接会って、まず感謝』」――。就活マナーについて日経産業新聞が2019年5月15日に報じた内容が、ネット上で物議を醸している。

   記事では、学生が企業側に出向き、「内定をくれたことへの感謝を、いの一番に伝える」という大学側の話を紹介していたが...。

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ネット上「なぜ受験者だけがこんな負担を強いられる?」

   批判を集めているのは、学習院大学が4月に開催した「内定獲得後のマナーセミナー」で、キャリアセンター担当事務長が学生を前にして語った内容。記事によると、事務長は、本命企業から内定をもらった際は、すぐ既に内定していた企業の人事担当者に連絡をし、「進路について相談したいので伺いたい」と告げるべきだと伝えている。事務長は、「メールの送りっぱなしや電話で完結してはダメ。必ずその企業に足を運ぶことが重要」とし、担当者と面会した際は、ポイントとして「内定をくれたことへの感謝を、いの一番に伝えること」と説く。

   記事は、5月15日に日本経済新聞電子版にも転載された。記事をめぐって、ツイッター上では

「交通費や時間をかけて受けた受験者を理由も説明せずにメール一通で落とすような状況がある。にもかかわらずなぜ受験者だけがこんな負担を強いられる?」
「直接会う必要がどこにあるのでしょうか?人事はそんなに暇なのですか?」
「直接会ったら、人事から時間あげるからもう少し考えてみて。と言われ、断るのが難しくなる。または、余計に時間がかかる。電話(手紙)で十分では?」

などと批判や疑問の声が相次いでいた。

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