Jリーグ「旭日旗自体に差別的な意図はないという認識」
Jリーグの広報担当者は17日、J-CASTニュースの取材に、上記の川崎対仙台戦での旭日旗に関する抗議文がメールで送られてきたのは「事実です」と認めた上で、今後について「現状、Jリーグとして対応する予定はありません」と答えた。対応しない理由は「旭日旗自体に差別的な意図はないという認識だからです」と述べている。
川崎をめぐっては17年4月、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスとのアウェー戦でサポーターが旭日旗を掲げ、試合後に水原サポーターが川崎サポーター側のスタンドに乱入する騒ぎが起きた。
その後同クラブは、ACLを主催するアジア・サッカー連盟(AFC)から1万5000ドル(約164万円)の罰金を科されたと公表。クラブの藁科義弘社長は公式サイトで「私たちとしては、旭日旗に政治的又は差別的なメッセージは一切ないとお伝えしてきただけに、正しい認識が得られず残念です」とのコメントを発表していた。当時はACLという国際舞台での日本クラブ対韓国クラブの試合での一幕だったが、今回のソ氏の抗議の対象は、Jリーグという国内試合での出来事に当たる。