始動当日に最高目標額達成
当初の目標は「出資250万円でアルバム曲4曲制作」だったが、16日21時に平山さんのツイッターを通じて受付開始が告知されると、わずか1時間半で250万円を突破した上、同日のうちに最終目標の「700万円で10曲のアルバム曲制作」をも達成してしまった。17日13時現在では参加人数は1400人、1180万円あまりの出資額が集まっている。
平山さんの実績とファンの多さに加え、作詞・作曲を行うクリエイターに、アニソン・ゲーソン界の著名人が参加したこと、また出資額に応じて完成したCDのプレゼントやレコーディングへのコーラス参加などの特典が付いていたことがうまく作用した様子である。平山さんは17日夜の目標達成後に
「まずは心を込めて歌わせていただいて、皆さまに1日も早くCDをお届けできるように頑張ります!そして、次はライブも準備してまいりますので、よろしくお願いいたします。」
とCFサイト上にメッセージを寄せ、出資したファンからは、
「ぴらみさん(註:平山さんの愛称)のまだ見ぬ歌が形になっていくのをリアルタイムに見られているようで、一ファンとしてとても嬉しいです」
「この10曲がぴらみさんの新たな始まりだと信じてます!」
など期待を寄せる熱いコメントがSNSなどに投稿されている。
現在は芸能事務所に所属せずフリーランスで活動中の平山さん。レコード会社のレーベルと契約を結ばず、クラウドファンディングという異色の形で音楽活動を始めたが、まずは順調な出だしとなった模様。「推し」を応援したいというファンの気持ちがクラウドファンディングを通じて実った形で、アーティストの活動の在り方の一例となりうる可能性も有している。
(J-CASTニュース編集部 大宮高史)