絵本や小説の作家、漫才、オンラインサロンの経営など、幅広く活動をしているお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんが、自身が社長を務める「株式会社にしのあきひろ」で学生インターンを募集している。2019年5月15日、自分のブログに発表した。
月収は18万円。条件は「体力と根性に自信がある」「どんな状況でもやり甲斐を見つけられる」など。ファンからは「学生がうらやましい」「再就職が可能なら自分が応募したい」という声があがっている。
採算度外視のエンターテイメントを形にする会社
西野さんは吉本興業の芸人として活動する傍ら、「株式会社にしのあきひろ」を経営している。この会社がやっているのは、オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」と、1文字5円で相手に手紙を送るサービス「レターポット」の運営を行っている。
また今年6月からは新しくできる会議室の運営や、絵本の権利関係の管理、美術館の建設と管理などの業務も始まる。「実業家」としての活動が忙しくなるわけだ。
西野さんは、「お仕事内容は多岐に渡ります」とした上で、
「ザックリ言うと、西野亮廣が思いついちゃった(もしくは呑みの席で酔っ払って決めちゃった)採算度外視のエンターテイメントを、なんとか形にする大変な会社です」
と説明し、インターン生にそのサポートを期待している。
条件は現在、大学生であり、西野さんのサロンメンバーであること。そして、重要な必須要件として「体力と根性に自信がある」「どんな状況や仕事にも楽しみややり甲斐を見つけることができる」「レスが早く、報告連絡相談をしっかりできる」の3点を挙げた。他にも、チャット・カレンダー・タスク管理ツールを使いこなせることが必要だ。募集人数は2~3人。交通費込で固定給月18万円。インターン期間中は住居を会社が用意する、という条件だ。
「社長がアホな分、スタッフは優秀にならざるをえない」
今回の募集について西野さんは、
「社長がアホな分、スタッフは非常に優秀にならざるをえないのですが、さすがに人手が足りなくなってきた。なにより次の世代に、活躍できる場と共に、僕の経験や知識を渡すべきだと考えている。ウチのスタッフや、ウチの現場からは学べることは、メチャクチャあると思います。この機会に是非」
と呼びかけた。
ブログにはファンから「学生がうらやましい」という声が殺到した。
「イイ経験になりそうですね!学生さんはラッキーですね。思わぬ天才さんとの出会いもあるかもしれない。ワクワクしちゃいますね!」
「大学生がめちゃくちゃ羨ましい。株式会社にしのあきひろで働くことが夢です。新卒だけじゃなくて再就職としての採用枠も今後出る可能性ってないですか?」
「西野さんは理想の社長像な気がします。こういう発想力の天才を支えるスタッフのいる企業が増えたら日本は面白くなりそう」
「このインターンは他のどこの企業よりも1番オススメかも。やらなきゃいけないからってやっている企業のインターン募集より、学生にとって将来に絶対役立つ」
(福田和郎)