「およそ100メートル先、目的地です」――。地図アプリ「Googleマップ」の音声案内を担当していた、バイリンガルフリーアナウンサーの野口美穂さんが「卒業」を発表した。
SNS上では「聞きやすく、安心する素敵な声で、沢山お世話になりました!」と感謝の声が多数寄せられている。
16年に卒業もネット後押しで「復帰」
「Googleマップのお姉さん」として長年親しまれてきた野口さん。野口さんによれば、2012年末から担当し、19年5月初旬に卒業した。15日現在、すでに別の女性とみられる声に変わっている。
野口さんは5月12日、ユーチューブに「Thank you!! Googleマップの声のお姉さん卒業しました!」との動画を投稿し、卒業を報告。理由については「新システム移行」のためと説明する。
野口さんは16年5月ごろにも一度卒業し、案内はロボット音声に変わっていた。その際はSNS上で多数の惜しむ声が上がり、8月ごろに復帰した。野口さんは先の動画で、当時を「たくさんの方がインターネットで話題にしてくださって、そのおかげもあってか、ふたたび私の声がGoogleマップに使われるようになりました」と振り返り、今回の卒業も踏まえ、「たくさんの方からメッセージを頂いたり、感謝の言葉をかけてもらったりして本当にうれしかった」と感謝を伝えた。
野口さんのツイッターアカウントには、「聞きやすく、安心する素敵な声で、沢山お世話になりました!」「野口さんロス しばらく続きそうです」と労いや惜しむ声が多数送られている。