Pay戦争、次のヤマ場は「秋」にやってくる? PayPay大型還元「第3弾」のタイミング

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増税前の「まとめ買い」も見込めるか

   経産省は19年5月13日、還元事業の登録事業者リストを発表した。そこには、PayPay、OrigamiといったQRコード各社から、Suica(JR東日本)のようなICカード、そしてクレジットカード各社が並んでいる。差別化を図るうえで、このタイミングに合わせて大きな還元キャンペーンを打つのはありだろう。また、増税間際には駆け込み需要が付きもの。予定通りであれば、9月末あたりには「まとめ買い」が相次ぐ。そこに照準を合わせた、「増税前最後の大還元」も考えられる。

   一方で、増税が予定通りに行われるかどうかは未知数だ。自民党の萩生田光一幹事長代行は4月、6月の日銀短観などの動向によっては、延期する可能性もあると示した。これはあくまで「個人の見解」としているが、首相側近の発言とあって、依然として注目を集めている。

   増税延期が決まれば、おそらく経産省のキャッシュレス促進施策にも影響が出る。5%還元も後ろ倒しになった場合、そこまで体力が持たせる必要が出てくるため、しばらく「様子見」として大規模なキャンペーンを見送る事業者も出てきそうだ。

(J-CASTニュース編集部 城戸譲)

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