ゲーム「ポケットモンスター」シリーズのキャラクター「イシツブテ」の着ぐるみデザインが、2019年5月14日からネット上で大きな話題になっている。
指摘内容は、「足が生えている」という趣旨のもの。本来のイシツブテは「足がない」キャラとして定着しているが、その狙いは...。
戸惑いの声もある一方...
この日、岩手県とポケモン社(東京都港区)の間で連携協定が結ばれ、記念した写真撮影会が催された。協定は観光振興などが狙いで、今後、6、7月に県内で予定されているスタンプラリーでイシツブテを活用したイベントを展開していく予定だ。観光課の担当者によると、岩から手が出ている形が岩手を連想させることから、イシツブテが岩手応援ポケモンに定まったという。
ところが、披露されたイシツブテの着ぐるみの姿に、ネットがざわついた。イシツブテは顔のあるごつごつした岩(石)から、にょっきりと両腕が伸びたデザインで、本来「足」に相当する部分はない。ところが、着ぐるみでは、人間が入る関係上、体の下から2本の足が飛び出している。
このイシツブテの着ぐるみのデザインに、ネット上では動揺が生じており、
「足生えてまますやん(注:原文ママ)」
「何でイシツブテ足生えてるんだよ」
などと戸惑いの声が出る一方で、
「足を『透過』でなかったことにしてくるの天才でしょ」
と称賛する声も上がった。というのは、足の部分は白と薄いグレーの市松模様(チェック)柄になっているからだ。この模様は、Adobe Photoshopなどの画像編集ソフトで透過(透明)を示すものとして用いられている。