三菱ファンには辛い「パジェロ」の国内終了
一方、三菱自動車はスポーツ用多目的車(SUV)「パジェロ」の国内向け生産を2019年8月で終了すると発表した。
一方、三菱自動車はSUV「パジェロ」の国内市場向け生産を8月で終了すると発表した。パジェロは本格的なオフロード4WDとして1982年にデビュー。悪路走破性を競う「ダカールラリー」に翌1983年から参戦し、通算12回の総合優勝に輝くなど、町乗りにも使える本格オフロード4WDとして1980年代から1990年代にかけて人気を呼んだ。
しかし、パジェロは2006年に現行モデルとなってから販売が伸び悩み、13年間一度もフルモデルチェンジされることなく国内市場から姿を消すことになった。海外向けのパジェロの生産は続けるという。三菱自は2000年代のリコール隠しや2016年の燃費データ不正でユーザーの信頼を失い、国内販売が低迷している。「ランサーエボリューション(ランエボ)」に続き、パジェロという看板車種を失うのは、三菱ファンには耐え難いだろう。