サッカーJ1のサンフレッチェ広島が、ファンのものとみられるSNS投稿の中に「対戦相手に対し敬意が欠ける投稿」があったとして、公式サイトで注意を促した。
問題ツイートの内容などには触れておらず、「当該ツイートは、既に消去されております」と説明している。
「相手に敬意を払う」重要性を強調
サンフレッチェ広島の公式サイトは2019年5月13日、「SNSで見られる投稿について」と題して、問題投稿がツイッター上であったことを報告し、ファンらに注意喚起を行った。
日頃の応援に感謝の言葉を述べたあと、
「このたび、Twitter上にて、対戦相手に対し敬意の欠ける投稿が、見受けられました(当該ツイートは、既に消去されております)」
と説明。さらにサンフレッチェ広島が、JFA(日本サッカー協会)の「リスペクト宣言」にもある「相手に敬意を払う」ことを大切にして、試合や日々の活動を行っていると触れたあと、
「ぜひ、皆さまにおかれましても、サッカー界におけるリスペクトの重要性を認識し、『相手に敬意を払う』ことを重んじながら、共に戦っていただければと思います。よろしくお願い申し上げます」
と訴えた。
公表文の中では、問題視したツイートがどのような内容でいつ投稿されたのか、削除に至った経緯などには触れていない。最近の関連ツイッター投稿をみると、サンフレッチェ広島の「ファンの民度」を問題視する指摘をしつつ、そのツイート内容をスクリーンショットで紹介するものもあった。この投稿者が問題視したツイートでは、対戦チームの本拠地とみられる地名(東北エリア)を挙げ、地震や原発事故を想起させるような表現を使って罵るような調子で書き込んでいた。このツイートは13日夕現在、削除されている模様だが、チーム公式サイトが触れた問題ツイートなのかどうかは、はっきりしない。