「八割がた見当違いの恐れあり」
その一方で、
「一応みんな原文に当たった方がいい。みんなの怒り、八割がた見当違いの恐れあり」
「ほう。佐藤浩市、けっしておかしい事は言っとらんのう」
「発言の一部を切り取って曲解してしまった人が大騒ぎしてしまっただけなように感じるな」
と佐藤さんの発言を冷静に受け止める向きもある。
インタビュー記事で佐藤さんは「何が正解なのかを彼の中で導き出せるような総理にしたい」など、「総理像」をめぐる独自のアレンジにこだわったことも告白。実際の政治家の話を聞き、「総理」という職について「背負っていくものに対する責任」の重みを感じたと述べるなど、役作りへの前向きな試行錯誤が発言の中心となっているとも読める。
こうした内容を読んだと見られるユーザーからは、
「役者が真剣に役と向き合った結果、役の設定を付け足す事なんて、他の映画にもよくある事だと思いますが」
「佐藤氏はこの様な趣旨の発言はしておらず、寧ろ前向きに役を演じようとしている」
「内閣総理大臣を嗤うべき小物として演じるわけでなく、人間的弱さを持った人物が難局に対峙し、政治家として成長するという役どころにした、というようにも読める」
と受け止める声も出た。
また「すぐにお腹を下す」という設定について、佐藤さんはそれ以上特段の論評はしていない。そのためか、「安倍氏を揶揄した」と否定的に受け取る向きに対して、「それくらいプレッシャーのかかる立場なんだと表現したかったのかな?と私もそれくらいにしか思いませんでした」という声もあがっている。