コード決済の「Pay戦争」、最後に笑うのは「松屋の牛めし」? 相次ぐ割引で半額にも

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   ここ最近、牛丼チェーンの「松屋」で300円超を払っていない気がする。

   覇権を目指した大盤振る舞いで、もはや体力勝負になりつつあるキャッシュレス業界。クーポンやポイントが乱れ飛ぶ中、主要のQRコード決済を網羅している松屋では、いつも何かしらの割引キャンペーンが行われている。そしてまた、「半額」キャンペーンが始まった。

  • 牛めしが半額に
    牛めしが半額に
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これまでも「380ポイント還元」「200円引き」が

   Origami Pay(オリガミペイ)は2019年5月8日から14日まで、松屋フーズ各店での300円(以下、税込)以上の支払いが、毎回190円割引になる。18年12月にスタートした「オリガミで、半額。」キャンペーンの一環で、これまでも吉野家を皮切りに、ケンタッキーフライドチキンや、居酒屋チェーンのモンテローザなどで行われた。なお松屋では、吉野家の時と同じ割引額、適用条件となっている。

   松屋は、ここ最近「Pay戦争」の恩恵を受け続けている。PayPayに対応した時には、すでに「100億キャンペーン」第2弾(最大20%還元)が開催中。楽天Payでも、プレミアム牛めし並盛相当(380ポイント)か、生卵相当(60ポイント)の還元キャンペーンが行われた。

   LINE Payは、4月から5月にかけて、100~200円引きのクーポンを発行。ゴールデンウィーク中に行われた、メルペイの50%還元キャンペーンでも対象になっていた。なおPayPayとOrigamiを除いて、回数制限や還元額上限があった。

松のや「ロースかつ丼」は360円に

   今回の「半額」の根拠は、「プレミアム牛めし」並盛の380円だ。そのため、それより安い「プレミアム牛めし」ミニは140円相当、プレミアム非導入店で扱っている「牛めし」並盛は130円相当と、より安価に味わえる。また、系列店でも使えるため、とんかつの「松のや」(松乃家、チキン亭)のロースかつ丼だと360円相当になる。ツイッターでは、

「1週間通うことになりそうだな」
「今週はずっと牛丼で節約や~」
「Origamiでの松屋還元がやらないと損レベルなんだよなぁ...」

といった歓迎ムードが出ている。

   たまたま5月7日から、往年のメニュー「ビビン丼」が期間限定で復活(店舗によっては、新作の「牛ビビン丼」を販売)していると知り、近くの取扱店へ行ってきた。「豚ビビン丼」(490円)と微妙に名前が変わったが、ひと口食べた途端、週1で食べていた大学時代がフラッシュバックする。就活面接に肩を落とした日、卒論執筆の合間に立ち寄った日。あのころ夢見た自分に、三十路の私はなれているのだろうか――。そんなふうに、食事とともに「青春」を味わってもなお、Origamiで払えば300円以内に収まってしまうのだった。

(J-CASTニュース編集部 城戸譲)

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