連休明けにやる気が出ないのは、「心は疲れたままだから」
連休とは、日頃できない遠出などを行うのには絶好のチャンス。そこで、どうしても連休最終日まで予定を入れがちになるが、これは連休明けを考えると非常に良くないという。
「連休中に休息を取らないと、心理的には連休前と同様に疲弊したままなのです。なので、連休の最終日はレジャーに出掛けず、連休明けの仕事に思いを致すといった『移行期間』を設けると、連休明けのやる気の無さが緩和されます。ただ、最後の1日までレジャーを楽しんでしまう方が多いのも事実。そこでお勧めなのが、『連休明けは出社時間よりも前に出社し、同僚と連休中について語り合う』という行為です。ポイントは、『連休中は○○をして確かに楽しかったんだけど、その結果、非常に疲れた!』『連休中に遊びすぎて眠い!』などと、『疲れた』『眠い』といったマイナスの言葉を含んだ表現で連休中を振り返ってみることです。解消されていない心理的疲労を隠さないどころか、逆に言葉として意識化してしまうのです。意識化されないままの心理的疲労は、仕事をする上での大敵。それを意識化してしまうことで、『連休明けは仕事に身が入らない』という状況を回避できます」