2013年参院選でうずまいた「怨嗟の声」
改めて擁立の遅れを指摘された玉木氏は、
「東京選挙区も候補者はいる。どういう形で出していくのか、今は最終的な検討をしている」
などと話した。仮に国民が独自候補を擁立すれば、旧民主系候補は3人だ。
13年の参院選では、民主党(当時)は東京選挙区で鈴木寛氏と大河原雅子氏の2人をいったん公認。かなり早い段階で民主党の劣勢は明らかだったが、執行部は候補者の一本化をためらい、大河原氏の公認を取り消したのは公示のわずか数日前。反発した大河原氏は無所属での出馬を強行し、菅直人元首相は大河原陣営を応援。2人とも落選した結果、党内では「票を分散させて共倒れを招いた『戦犯』で万死に値する」との怨嗟の声がうずまいた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)