野球殿堂博物館(東京・文京区)で「平成最後のウイニングボール」「令和初のウイニングボール」計12球が「殿堂入り」し、同博物館で展示中だ。
同博物館は、1959年(昭和34年)に設立され、今年で60周年を迎える。日本の野球界において、さまざまな功績を残した「レジェンド」を紹介している。
「令和初」本塁打バットも展示...って、誰が打った?
そんな同博物館は現在、「平成最後のウイニングボール」「令和初のウイニングボール」の12球を展示している。
J-CASTニュースが2019年5月7日に話を聞いた担当者によると、
「『平成』、『令和』をまたいだ今年は歴史的。何かできないか...と思い『平成最後』『令和初』のウイニングボールを展示することになりました」
しかし、世の中は10連休中で、
「(地方開催からの)物流により、いつ届くか...微妙でした」
と、苦笑いした。
因みに「令和1号」本塁打は、巨人の坂本勇人選手。2019年5月1日に行われた「巨人-中日」戦(東京ドーム)の2回、左中間席に運ぶ8号ソロを放った。坂本選手は「まさか自分が令和1号を打てるとは思っていなかったので、素直にうれしいです」とコメント。そのバットとボールなども展示されている。
余談だが、平成初の本塁打は、平成元(1989)年4月8日のヤクルト戦で巨人・原辰徳選手(現監督)が放った1発で、2つの元号にわたって巨人の選手が節目の本塁打を記録している。
また、平成最後の本塁打は2019年4月30日の阪神-広島戦(甲子園球場)での広島・バティスタのアーチだった。
このほか、同博物館では、今年3月に引退したイチロー選手のユニホームも展示。オリックス時代、MLBマリナーズ、ヤンキース、マーリンズ...。「レジェンド」の足跡を見学できるコーナーも人気となっている。
(J-CASTニュース編集部 山田大介)