大阪・梅田の地下街「ホワイティうめだ」の名物噴水「泉の広場」が、2019年5月6日限りで見納めとなる。すでに6日朝から多くの人が泉の広場を訪れている。
泉の広場は1970年に開設され、噴水の建て替えを経ながらも49年間親しまれて、梅田周辺の有名なスポットだった。
梅田ダンジョンの「セーブポイント」
現在の噴水は3代目。とりわけ、梅田周辺の地下街が発達し、その複雑ぶりに「迷宮」「ダンジョン」に例えられるようになると、泉の広場はRPG(ロールプレイングゲーム)の「セーブポイント」にまで例えられ、関西の外でも知名度を上げた。
しかし地下街の大規模リニューアルに伴い撤去が決まり、19年4月19日から卒業証書風のフォトスポットが設置され、残り日数を示したカウントダウンパネルも現れた。最終日前日の5月5日には、泉の広場での思い出を書いたボールを噴水に投げ込むイベントが行われた。
5月6日も早朝から別れを惜しむ人が訪れている。J-CASTニュースの取材に応じてくれたツイッターユーザーは、以前泉の広場の近くにあった映画館に行く目印に使っていたそうだ。最後の日に記念に訪れたところ、同じように撮影に訪れる人が多くいたという。関西の人々にとって思い出深いスポットで、最後の思い出にしようという人が多いようだ。
明日7日から泉の広場は閉鎖され、早々に撤去工事が始まる。