「打線のバリエーションも広がる...」
ゴールデンウィーク10連戦最後の試合での原監督の決断。昨年までヤクルトのコーチを務めていた野球解説者の野口寿浩氏(47)は、ビヤヌエバ、ゲレーロが抜けたことで、巨人打線の可能性がより広がるのではないかと指摘する。
野口氏は「ビヤヌエバ選手とゲレーロ選手が2軍落ちしたことは、巨人にとってはプラスに働く可能性があると思います。2人が抜けたことで、状態の良い日本人選手を起用することができ、打線のバリエーションも広がると思います。例えば大城選手をキャッチャーではなく1塁手で起用して、岡本選手を3塁のポジションにつかせることも考えられます。左投手の時は中島選手の起用もあるでしょうし、阿部選手という『飛び道具』もありますし、バリエーションは広がると思います」と話した。
また、野口氏は5月3日から行われた広島との3連戦にも言及。
「チャンスの場面でビヤヌエバ選手とゲレーロ選手に回ってくることが多く、打てない場面が見られましたが、チャンスで一発が出ていれば試合の結果は分かりませんでした。結果的には巨人の2敗1分でしたが、初戦でこの一発が出ていればその後の試合も変わってきたと思います。まさに紙一重でした。ビヤヌエバ選手とゲレーロ選手の代わりに状態の良い選手が打線に加われば、巨人打線の怖さがより増してくるでしょう」
原監督のテコ入れは吉と出るのか。巨人が首位固めに入る。