「新東名」渋滞解消の貢献度イマイチ カーナビに載らず標識も不親切

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「2、3キロ遠回り」をしない心理

   だが、相変わらず東名高速は混んでいた。なぜ、新東名ルートが有効に機能していないのか――。東京大学先端科学技術センターの西成活裕教授は「羽鳥慎一 モーニングショー」で、「周知されていないこと」「(開通して間もないので)ナビゲーションシステムに、まだ反映されていないこと」をあげた。

   そのうえで、「新東名ルートの海老名~伊勢原の区間は、東名ルートより2、3キロ遠回りになる。本当は『急がば回れ』なのだけれど人間の心理がそうさせない」と説明した。

   番組が足柄サービスエリアで利用者に聞いたところ、利用しなかった人は「ナビに反映されていなかった」と答えた。さらに、「標識が出ていないので不安で使わなかった」ともいう。

   5月3日放送の「ひるおび」(TBS系)でも、新東名ルートについて取り上げており、この「標識」の表記を問題視。海老名JCTのかかる標識には、「海老名出口」や「圏央道」、新湘南バイパスに通じる「茅ヶ崎」、中央道に通じる「八王子」方面は案内されているのに、「新東名」はない。

   海老名JCTの標識には出てこないのは、「新東名」へは海老名JCTから「圏央道」を経由して入るから、らしい。

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