厳かな中にも明るくおだやかなムードが包む
天皇陛下は初の戦後生まれ。初めてご両親(上皇さま、上皇后さま)に育てられ、また学習院大学を卒業後に英オックスフォード大学で研究を続けられた初めての天皇となる。
昭和から平成への改元時は、昭和天皇の崩御からわずか2日後の「お言葉」だった。今回は退位にともなう一連の行事のため、厳かな中にもおだやかな、明るいムードが漂っている。
天皇陛下のお言葉を受けて、国民代表として安倍首相は、
「私たちは、天皇陛下を国および国民統合の象徴と仰ぎ、激動する国際情勢の中で、平和で、希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ時代を創り上げていく決意であります」
と述べた。