天皇陛下、退出直前の「一礼」に感動広がる まるで映画のラストシーン...

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   天皇陛下が国民に退位を知らせる「退位礼正殿の儀」が、2019年4月30日17時から、皇居・松の間で行われた。

   テレビ各局は儀式の様子を生中継。儀式は安倍晋三首相が国民代表の辞を述べた後、天皇陛下がお言葉を述べられた。お言葉が終わり、天皇陛下は松の間を退出したが、その退出の直前、視聴者の注目が天皇陛下に集まった。

  • 2019年1月2日の一般参賀の際に手を振る天皇陛下と皇后さま
    2019年1月2日の一般参賀の際に手を振る天皇陛下と皇后さま
  • 2019年1月2日の一般参賀の際に手を振る天皇陛下と皇后さま

TBS解説室長「あまり見たことがない。深い思い感じた」

   儀式が終わり、剣、勾玉、国璽、御璽が下げられた後、これらを運ぶ侍従たちと共に松の間の出口に向かって歩き始めた天皇陛下は、先導役の2人と剣を持つ侍従が松の間を出たところで、180度振り返り、台座付近で退出を待つ皇后陛下に視線を向けられた。その後、参列者の方に向かって天皇陛下は一礼し、再び松の間の出口に向けて歩き始め、退出された。

   生中継は各テレビ局で行われたが、この内、「Nスタ」(TBS系)では、天皇陛下の一礼について、TBS報道局の牧嶋博子解説室長が、

「陛下が松の間を出られる時に、参列者に向かって一礼されたんですけど、(松の間での儀式で天皇陛下が一礼する姿を)私はあまり見たことがないので、何というか、最後の一礼にすごく深い思いを感じました」

と解説、最後の「一礼」が単なる礼ではなく、陛下の思いを込めたものではないか、との推測を披露した。

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