俳優の田辺誠一さん(50)が2019年4月30日にブログを更新し、平成を振り返った。
ブログでは合わせて、「特技」のイラストで「令和」を表現した画像も公開している。
平成最後に真面目な感じ
田辺さんは、
「31年前、平成へと元号が変わるとき、ちょうど僕は19歳で富士山のふもとのスキー場にいました。リフトに乗っていると、それまで場内にかかっていたポップな音楽が止まり、天皇御崩御のアナウンスがありました」
「いよいよそういう時が来たのかと、感慨にふけりながら目の前の富士山を眺めました。当時の新聞写真にも出ていましたが、富士山の頂上に輪っかの雲が出ていました。不思議な光景で、しばらくそれを見ていました」
と、昭和から平成に変わった日のことを振り返った。
モデルデビューから32年、俳優としての活動開始から27年になるという田辺さんは、
「モデル時代から熱心に応援してくださる方、役者になってから、役や作品を好きになって下さって応援してくださる方、僕が作る創作物を好きになって下さって応援してくださる方。多くの声と思いに支えられ役者として進んできました。永年応援して下さっている方だからこそ見える変化、年代や他の作品との違い、時にはシビアな意見もとても参考になります。一方、新しく知っていただいて見てくださる方だから発見できる部分も」
とファンに感謝。今後については、
「僕としては無我夢中で与えられた役、作品を作ることしかできませんが」
と前置きしつつ、
「見てくださる方の色んな部分に反射して、心の中で輝いたり、記憶に残ったり、何かの糧になったりすると嬉しいです」
「そのためには、これからも慣れずに、楽をせずに、自分の心を澄まし、前に進めるように頑張りたいと思います。と、平成最後に真面目な感じになりましたが、令和もよろしくお願いします〜」
とつづった。
また、最後には、富士山と、それに寄り添っているような太陽が「令和」の文字を見守っているような構図のイラストを披露し、
「新しい時代、まずは平和で、健康で、豊かで、思いやりに溢れていて、素晴らしい時代になりますように!」
と新しい時代への想いを記していた。