「ロンギヌスの槍」意識、との指摘が
こうした中、ネット上では「ロンギヌスの槍じゃん...」「ロンギヌスの槍を思い浮かべた」といった書き込みが複数出た。
ここでいう「ロンギヌスの槍」は、キリスト教の伝承にある「聖遺物」ではなく、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場するアイテムだ。色は赤く、通常の「槍」と違い、先端が二又に分かれている。その形状や色が、悠仁さまの机に置かれた刃物と似ている、というのである。
犯人の意図は現時点では定かではないが、29日の「ひるおび!」(TBS系)ではメーンコメンテーターの八代英輝弁護士がこの説に言及した。八代氏はロンギヌスの槍の名前を挙げ、「ピンクで登場したのは、たぶんアニメ番組」とし、「犯人像としてひとつの推測ですけど、そのアニメファンの方が、そういうものからインスピレーションを得た」と、「エヴァ」の名前は出さなかったものの、作品からの影響の可能性を指摘した。
この見立てには疑問を呈す人も少なくないものの、ツイッターで多くつぶやかれた言葉を集計するYahoo!リアルタイム検索のランキングで、放送後「ロンギヌス」がベスト20入りを果たすなど、注目を集めた。