2019年4月28日、横浜スタジアム(神奈川県横浜市)で開催された「指原莉乃 卒業コンサート ~さよなら、指原莉乃~」は11年間アイドルを務めた指原莉乃さん(26)はもちろん、HKT48メンバーをメインとした演出にも注目が集まった。
卒業コンサートにはダウンタウンの松本人志さんやAKBグループの卒業生、姉妹グループのメンバーが駆けつけたが、コンサートは「HKT一色」となった。
「ほぼほぼHKTのコンサート」
HKTメンバーがほぼ全員勢ぞろいしたのに対し、姉妹グループのメンバーは、AKBが10人(岡田奈々さんはSTUと兼任)、SKEが2人、NMBが2人、NGTが2人、STUが1人と、総勢17人。長年「AKBグループの顔」として活動した指原さんにしては少数ともとれる人数だった。
コンサート前のプレス向けの説明では「指原さん厳選のメンバー」とされていた。しかしイベント後の会見で、メンバー選びの基準について問われた指原さんは、「私が決めたわけじゃないです」「そういう話聞いてました?(笑)」と驚いた様子。続けて、
「私のこと好きって言ってたメンバーや、親交の深かったメンバーをお願いして、なんとなく集めてもらいました。人によっては、私が声かけたわけじゃないんですけど、この子がいたら嬉しいなーと思った子もいました」
と笑顔で語った。
コンサート後、ツイッターでは、
「卒コンをきっちりHKTのものとして貫いた意地みたいなものが美しいな」
「AKBの曲ワンサカやって、なんなら瀬戸内の声だけやりにSTU呼んでとかやってもおかしくないのに最低限に留め、ガッツリ今のHKTとしてカッコいいコンサートをやって、これからもHKTを応援してくれるかな?\いいともー/で終わるの情が深すぎてすごい」
「流石としか思えないセトリ、演出、煽り方。 これがHKTってのを最後に集大成として出し切った様なコンサートだった」
「ほぼほぼHKTのコンサートで、こじはるやまゆゆの卒コンとは雰囲気が違ったけど、推しではない僕でもHKT愛が津波のように押し寄せてくるのが分かる、とても良い卒コンでした」
といった声が多数寄せられ、2012年にHKTに移籍、翌13年より劇場支配人を兼任し、HKTのメンバーを率いてきた指原さんらしい幕引きとなった。19年5月28日には「指原莉乃11年ありがとう! 大感謝祭」がマリンメッセ福岡(福岡県福岡市)で行われる。