トイレの後に手を洗わないのは珍しくない！？
フリーアナウンサーの神田愛花さんは2015年6月に放送された「今夜くらべてみました」（日本テレビ系）に出演した際、「トイレ後はほとんど手は洗わない」「ハンカチは持ち歩かない」などと発言。また、同年8月には「有吉AKB共和国」（TBS系＝放送終了）で、元AKB48の川栄李奈さんが、やはり、トイレの後でも手を洗わないことを公表。理由として、「モノは触っていない」という点を強調しつつ、同じくトイレの後に手を洗わないという司会の有吉弘行さんと意気投合し、そのまま握手。洗わない者同士の心が通じ合った瞬間には、視聴者から悲鳴が上がった。
なお、川栄さんの「洗わない女」ぶりに関しては、放送の翌日にとある方面から動きがあった。薬用石鹸のブランドで知られる「ミューズ」の公式ツイッターが、「いつか川栄さんに弊社のせっけんで手を洗ってもらう、という高い目標ができた」とツイートしたのだ。
そこで、J-CASTニュース編集部は、今回の指原さんの件について、及び、以前の川栄さんに「手を洗ってもらえた」かどうかについて、ミューズのブランドを展開するレキットベンキーザー・ジャパンの同ブランド担当者に取材を実施した。
まず、川栄さんからその後に何かしらの反応があったかについては、「今、確認できる限りでは、反応はなかったと思われます」とのことだった。続いて、「トイレの後に手を洗わない」ことにはどんな不利益があるかについて聞いたところ、
「感染症は多くの場合、感染者がトイレに行ったり、くしゃみを手で押さえた際などについた病原体が、ほかの場所（ドアノブ、手すり、パソコンなど）に付着することで、他の人の手に付着します。そして、その人が手を洗わないまま目をこすったり、食品を手づかみで食べるなどした際に感染します。なので、手洗いが必要になるわけですが、ミューズをはじめとする薬用せっけんで洗えば手の表面を殺菌することができるため、病原体の拡散を根本から絶つことが可能になるのです」
と、病原体の除去には薬用石鹸が有効との考えを示した。最後に、指原さんにミューズで手を洗ってほしいか尋ねたところ、「ぜひミューズをごひいきにしていただければ」との回答を得た。
（J-CASTニュース編集部 坂下朋永）