メルカリの子会社が運営する電子マネー「メルペイ」が、ゴールデンウィーク(GW)に大盤振る舞いのキャンペーンを打っている。
題して「ニッポンのゴールデンウィークまるっと半額ポイント還元!」。2019年4月26日~5月6日の期間中、メルペイによる支払額の50%相当をポイント還元するもので、セブン‐イレブンでの支払いは還元率が70%相当まで高まる。付与上限は2500ポイントだ。
「実質全商品半額やんけ」「GWはメルペイに尽きる」
キャンペーンの対象となるのは、銀行口座を登録するか、本人確認を完了したユーザー(18歳未満など一部対象外)。メルペイは、コード決済だけでなく、iD(アイディー)でも決済できる「二刀流」が特長だが、今回の「半額ポイント還元」では、どちらでの支払いも対象となる。加盟店は合わせて、全国135万か所(4月17日のプレスリリースより)にのぼる。
メルペイは19年2月にサービスを開始したが、これまで大きなポイント還元キャンペーンは打っておらず、「20%還元」を掲げるPayPayやLINE Payの陰に隠れる場面も多かった。そこに来ての「50%還元」は、存在感を示すいい機会になっているようだ。ツイッターには「メルペイやばいわ」「実質全商品半額やんけ」「GWはメルペイに尽きる」などと、驚きの声が多い。
他社に差を付けているのは、還元率だけではない。還元までのスピード感も、ライバルでは見られない特徴だ。PayPayの「100億円キャンペーン」では、原則として決済翌月の20日前後に、ボーナス分が付与される。LINE Payの「平成最後の超Payトク祭」(4月30日まで)も6月30日ごろに付与と、2か月ほどのタイムラグがある。その点、今回のメルペイキャンペーンでは、翌日にポイント付与。すぐ恩恵が受けられるとあって、より「お得感」が演出されている。