ヤフーは2019年4月25日、今年10月1日を目処に持ち株会社体制に移行し、社名を「Zホールディングス」へ変更すると発表した。これに伴い子会社として分割準備会社を2社設立。
ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」やインターネット広告事業などを取り扱う会社を「ヤフー」とする。変化の激しいインターネット業界において、柔軟な意思決定と経営資源の最適配分が行えるとしている。
また金融事業を統括する中間持株会社を設立し、ジャパンネット銀行などを統括する。「ガバナンス強化とインターネットサービスとは異なる事業・財務上の施策が必要」と発表。
ヤフーは「Yahoo! JAPAN」の各サービス以外に、2018年10月からスマートフォン決済サービス「PayPay」をスタート。川辺社長は決算会見で、ヤフーの経営環境について「米IT大手や新興企業との戦いで、事業環境は引き続き厳しい」と語った。各メディアが報じている。
発表した2019年3月期連結決算は、売上高が前期と比べ、6.4%増の9547億円。純利益は40.0%減の786億円だった。