サイト非公開は会の自主的な判断
会の公式サイトが見えない状態になっていることについては、事故の数日後にそのような措置を取ったとしたうえで、その理由については「(理事長以外の)他の会員の名前などの情報も多く掲載されていたため、誹謗中傷が他の会員に及ぶのを避けるためだった」と説明した。理事長や外部の指示ではなく、会の自主的な判断だったという。
サイトを見えない状態にしたことで、ネット上で「上級国民の隠蔽工作では」といった憶測が飛び交っていることについては認識しているそうで、個人的な考えだとことわったうえで、「タイミングをみて、サイトの公開を再開したい」と話した。
ところで、団体名にもある「淘道」とは何なのか。この役員の説明によると、「『宗教』でもなく『占い』でもない自己啓発による実践型性格改善術」。12種類のタイプの気質(性格)を踏まえ、その偏りや悪い部分を流し去り、「本来の自分を実現する」ものだという。ほぼ同じ意味で「淘宮術」という言葉もある。江戸時代(19世紀半ば頃)に御家人で、運命論である天源術を学んだ横山丸三が開運のための修養法として創始した。ネット百科辞典ウィキペディアには、日本淘道会を「文責」とする「淘宮術」の項目があるが、役員によると、会が文責であるのは間違いないそうだ。
また、日本淘道会の発足は1944(昭和19)年で現在の会員数は約300人。