「熱気を大いに感じてもらおう」歓迎していた新潟日報は...
地元紙の新潟日報は連日のようにAKSに批判が広がっていることを社会面などで伝えている。4月25日には、1面コラム「日報抄」でも山口さんの卒業を取り上げた。コラムでは、初代「はやぶさ」プロジェクトマネジャーだった川口淳一郎氏とAKB48の総合プロデューサー、秋元康氏が11年に「文藝春秋」で対談した際のやり取りを紹介。様々な方向を向いている人が結集して推進力になるのは「やっぱり『夢』」と説く秋元氏に対して、川口氏は、プロジェクトの出発点は「それぞれのエンジニアが持ち寄った『夢』なんです」と応じたという。こういったことを背景に、山口さんら3人の卒業について
「県民の期待もさめているようだ。NGTの支えとなってきたはずの『夢』はどこへいったのか」
と嘆いた。
16年6月18日に新潟市内でAKB48グループの選抜総選挙が行われた際は、新潟日報は別刷りで総選挙を特集し、「日報抄」でも
「『応援する文化』が根付いているからこそ、AKB総選挙の開催地に選ばれた。日本中から集まったファンの皆さんには、新潟の熱気を大いに感じてもらおう」
と歓迎していた。この熱気はわずか3年で冷める結果になってしまった。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)