乳がんを見つけづらい体質「デンスブレスト」 「月9」が取り上げ話題に

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劇中では「日本人女性の半数が該当」と説明

   ドラマでは、最初に行ったマンモグラフィー検査では「異常なし」の所見。続いて行われた超音波検査では、わずかな影が見えただけだったが、唯織の強い希望でMRI検査を実施したところ、乳ガンが見つかった。

   作中では、デンスブレストは日本人女性の半分が該当すると説明されたほか、唯織が「最後に自分の命を守れるのは自分だけなんです」と力説するシーンもあったためか、視聴者からは「これらやんなきゃ自分の命は自分で守れない。乳がんは本当早期発見がどれだけ大事か」と、患者が自ら意識的に検査方法を選択していかなければならないとする声が上がった。

   また、ドラマ中では、アメリカの多くの地域では「デンスブレスト」であること自体に告知義務があることも描かれており、「かくいう私もデンスブレスト。たしかにそれを知ったのはアメリカの病院で検査したから。それ以来検査は必ず超音波を選択しているわ」と、唯織のセリフに賛同する声も上がっている。

   ドラマ中には、本田翼さん(26)演じる放射線科医・甘春杏が「デンスブレストは病気じゃありません」「みんなが再検査に訪れたらどうなると思いますか?」と、唯織と衝突するシーンもあり、日本での意識がいまだ低い実情が浮かび上がってくる。

   近年は日本国内でも「ピンクリボン運動」(発祥はアメリカ)の認知度が高まるなど、乳ガン撲滅への意識が高まりつつあるが、「ラジエーションハウス」によって、その意識はさらに高まったのではないだろうか。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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