東京・渋谷のスクランブル交差点にベッドを置く様子を撮影した動画がユーチューブに公開された問題で、投稿者は2019年4月22日、警察に出頭したと明かした。
投稿内容をめぐっては、道路交通法の観点から問題視され、警察も捜査に乗り出していた。
「スクランブル交差点にガチベッドで寝てみた」
投稿したのは、ユーチューバーのジョー氏。ユーチューブチャンネルの登録者数は130万を超える人気配信者だ。
問題の動画は、3月28日に「スクランブル交差点にガチベッドで寝てみた」とのタイトルで公開された。
東京・渋谷のスクランブル交差点の中心地点にベッドを設置し、横たわるというもの。青信号の間にジョー氏が寝そべったベッドを4人がかりで運んだ。周囲には人だかりができ、撮影する人が続出。信号が切り替わるタイミングで撤収したものの、運んでいた一人が途中でバランスを崩してジョー氏が転げ落ちる場面もあった。
交差点での迷惑行為をめぐっては、18年2月に京都市の百万遍(ひゃくまんべん)交差点でこたつを置いて座り込んだとして、京都簡裁が10月、道交法違反(交通妨害物件の放置など)で京大院生3人に対して、それぞれ罰金4万5000円の略式命令を出したと報じられている。
各メディアの報道によれば、今回の件も警視庁が道交法違反容疑で捜査に踏み切っていた。
「心配かけて申し訳ありませんでした」
ジョー氏は4月22日に動画を投稿し、先の件で警察に出頭したと報告した。
取り調べののち、厳重注意を受けたと明かし、「心配かけて申し訳ありませんでした」とお詫び。知名度が上がったことなどもあり、今後は動画内容に気を付けるとしつつ、
「それでも尖ってぶっ飛んだことをまだまだやっていきたい」
「物議を醸すような動画は今後も上げていくと思う」
と宣言した。
J-CASTニュースは警視庁広報課に23日、本件について取材を申し込むと、「発表事案でないため回答できない」とした。