「より時代に即したかたちで読者の皆様にお届けできるよう」
そこで、J-CASTニュースは同書編集部に対し、同書と流行語大賞が今後どうなるかについて取材を実施。その結果、大塚陽子編集長の名義で、メールで回答があった。
まず、手紙に関しては同社が筆者に送ったものであることを認めつつ、「いったんお休み」との表現については、「休刊するわけではありません」と、休刊を否定。刊行形態についても「雑誌コードです」とした。その上で、
「これまでも70余年の歴史の中でさまざまに試行錯誤してまいりましたが、より時代に即したかたちで読者の皆様にお届けできるよう考えております」
「現在、内容については検討を重ねており、あらためて正式に発表できると思います」
と、現時点では同書のリニューアルを想定しているとの考えを示した。
具体的な「リニューアル」の内容は、どのようなものになるのだろうか。同書で「働き方事情」のページを担当した常見陽平さん(千葉商科大学専任講師)は、
「近年、現代用語の基礎知識は毎号アップデートしなければならないページと、そうでないページが出てきた。これらを同居させて辞書的な機能を維持する、ということをやめるということではないか」
と分析する。