日本ラグビーフットボール協会(以下、JRFU)は2019年4月22日、9月20日に開幕する「2019W杯日本大会」の事前試合スケジュールを発表した。
JRFUによると、
・2019年7月27日=対フィジー代表(岩手県・釜石鵜住居復興スタジアム)
・同8月3日=対トンガ代表(大阪府・東大阪市花園ラグビー場)
・同9月6日=南アフリカ代表(埼玉県・熊谷ラグビー場)
とのことだ。
2015年「世紀の番狂わせ」の再現なるか!?
まず、フィジーから話を進めよう。フィジーは人口100万人ほどの国ながら、その1割(約10万人)が、ラグビーに携わっているという「ラグビー大国」だ。2016年に開催されたリオ五輪から採用された「7人制ラグビー」では、見事に優勝。母国初となる「五輪金メダル」を獲得し、現在では、選手たちの肖像がお札にもなっている。「フィジアンマジック」とも呼ばれる華麗なパスワークとランニングで、人々を魅了するチームである。
続いてトンガは、現日本代表選手でも、国籍を取得している選手も多い。屈強な体から生み出される破壊力抜群のプレーは、必見だろう。だが、現在の日本代表の前では、それほど困難な相手ではない...と記者は考える。
そして最後が南ア。2015年、世界中に衝撃を与えた「あの」試合を覚えている方も多いだろう。W杯優勝2回、押しも押されもしない世界の強豪国だ。その南アは、世界最強の呼び声が高いニュージーランドのオールブラックスと予選プールで戦う。相当な覚悟をもってチームを仕上げてくる可能性が高い上、日本代表を「母国で返り討ちにしてやろう」という意気込みがあるようだ。
日本代表は、予選プールで、ロシア、アイルランド、スコットランド、サモアと戦う。「8強以上」を目指す日本代表は、少なくとも「1敗」で、この試練を切り抜けなければならない。
(J-CASTニュース編集部 山田大介)