野球評論家の張本勲さん(78)が、2019年4月21日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)に生出演し、米ゴルフのマスターズで2005年大会以来5度目の優勝を飾ったタイガー・ウッズ(43)の報道に不満をあらわにした。
レジェンドの14年ぶりとなるマスターズ制覇を日本メディアはこぞって大きく報じた。大会の模様は4月11日から14日までTBSで生中継され、ウッズ優勝の報は世界各国で報じられた。ただ、張本氏は米国で行われた大会を日本のメディアが大きく報じることに不満を示し、持論を展開した。
「日本国中で大騒ぎすることなの?」
「関口さん(編集部注=司会の関口宏氏)ねえ、みんな良かったと思ってるよ。不倫があったりね、逮捕されたり、昔人気選手だし、強い選手だから。だけど、どこの国で、どこの人間がやってんの?日本国中で大騒ぎすることなの?」
張本氏の不満の要因は、ウッズが優勝した同日にスタジオアリス女子オープンを制した申ジエ(30)=韓国=を報じる記事が、ウッズと比較して小さかったことにあるようだ。
張本氏は「おんなじ日に、韓国から来た、日本の35~36試合、全部女子プロに出てきてる、韓国の申ジエという選手が優勝したんですよ。こんな1行しか出してくれてない。これは報道関係ねえ、ちょっと考えてもらいたいわね」とチクリ。
米大統領自由勲章を授与には「売名行為」
また、張本氏の「怒り」はトランプ米大統領にも及んだ。トランプ米大統領は、復活優勝を果たしたウッズに大統領自由勲章を授与すると表明。これに対して張本氏は「売名行為だ」と痛烈批判。これには、司会の関口さんも張本氏に同調するように「すぐトランプさんが出てくるっていかがなもんかね」とコメントした。
ただ、こうした張本氏のウッズに関する一連の発言にネットでは、
「張本さんは興味ない、理解しようとしないならコメントしなきゃ良い」
「人気選手の復活を皆んなで祝福して何が悪い!」
「注目度が違う」
と批判的な声も寄せられている。