萩生田発言で野党の「温度差」露わに 重鎮議員は「しっかり考えてもらわなきゃ...」

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   安倍晋三首相の側近から消費増税をめぐる巨大な観測気球が上がり、永田町では衆院解散を前提にした発言が相次いだ。

   ただ、野党では小選挙区の候補者調整は協議すら始まっていない状況で、「安倍政権を倒す絶好の機会」「現状を打破しないと野党は大敗」といった様々な声が交錯している。

  • 自民党の萩生田光一幹事長代行による「観測気球」が波紋を広げている(2017年撮影)
    自民党の萩生田光一幹事長代行による「観測気球」が波紋を広げている(2017年撮影)
  • 自民党の萩生田光一幹事長代行による「観測気球」が波紋を広げている(2017年撮影)

本人は「軌道修正」も...やはり観測気球か

   観測気球の主は、自民党の萩生田光一幹事長代行だ。2019年4月18日配信のネット番組「真相深入り!虎ノ門ニュース」(DHCテレビ)で、7月1日公表の日銀短観を念頭に、

「6月の数字をよく見て、本当に『この先危ないぞ』というところが見えてきたら、崖に向かってみんなを連れて行くわけにはいかないので、そこは、また違う展開はあると思う」
「(増税を)やめるとなれば、国民の皆さんの了解を得なければならないから、信を問うということになりますよね」

などと述べた。ただ、7月4日公示、21日投開票が見込まれる参院選とのダブル選については、主要20カ国・地域(G20)首脳会議が6月28~29日に予定されていることを理由に「なかなか日程的に難しい」と否定的だ。萩生氏は4月19日になって「私個人の見解を申し上げた」と軌道修正を試みたが、首相側近の一人として知られる人物の言だけに、「観測気球」だと受け止められていることには変わりない。

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