転がる帽子、真っ二つの自転車、収集車は大破し倒れる 池袋事故、現場写真が物語る異様な状況

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   2019年4月19日12時半ごろ、東京都南池袋の路上で、歩行者が巻き込まれる事故があった。10人がけがをし、30代女性と女児が搬送先の病院で死亡した。

   各メディアの報道によると、80代男性が乗用車を運転。1カ所目の横断歩道で1人をはねた後、約70メートル離れた交差点の横断歩道で9人はねた。交差点から出てきたごみ収集車とぶつかったという。警視庁は乗用車が信号無視をした可能性があるとみている。

  • 横転したごみ収集車(左)と乗用車(一部加工、ユーザー提供)
    横転したごみ収集車(左)と乗用車(一部加工、ユーザー提供)
  • 横転したごみ収集車(左)と乗用車(一部加工、ユーザー提供)

事故を起こした乗用車も原形とどめず

   現場は見通しのよい丁字路交差点。事故発生直後からツイッター上には、現場の写真が相次いで投稿されているが、その光景は、衝突の激しさを雄弁に物語るものだ。

   被害者のものだろうか、横断歩道には帽子が転がる。その近くには自転車の前部分だけが横たわっていた。

   乗用車に突っ込まれた青いごみ収集車は右側に横転。フロントガラスはほとんど破壊され、車内の様子があらわに。やはりガラス以外のフロント部分も大きく破損し、内部の部品がむき出しになっている。収集車の周辺では、ペットボトルやビニール袋のようなものが散乱していた。

   高齢男性が運転していたとみられる乗用車のバンパー付近は剥がれ、ボンネットは膨れ上がるようにぐしゃぐしゃとなっていた。フロントガラスには真っ白にヒビが入り、ヘッドランプも目視できないなど、原形をとどめないありさまだ。

(J-CASTニュース編集部 田中美知生)

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