漫画原作者の小池一夫さんが2019年4月17日、肺炎のため死去した。82歳だった。19日、小池さんのツイッター上で報告された。葬儀は親族のみで済ませたという。
「かねてより入院療養中であった小池一夫は肺炎により4月17日永眠いたしました。生前は多くの方々に小池一夫と小池一夫作品を愛していただき、心より感謝申し上げます。なお故人の遺志により葬儀は親族のみで執り行いました。皆様には大変お世話になり、ありがとうございました」としている。
ツイッターのフォロワーは90万人
小池さんは『子連れ狼』(作画:小島剛夕)や『御用牙』(作画:神田たけ志)、『クライングフリーマン』(作画:池上遼一)などの原作者として知られる。特に『子連れ狼』は若山富三郎さんの主演で映画化、人気シリーズとなった。原作漫画、映画版ともに、海外でも評価が高い。
2010年3月からは、ツイッターを始め、豊富な人生経験に基づく投稿内容が反響を呼んだ。フォロワー数は19日現在、約90万人に達する。
つぶやいた文章から225編を集め、再編集した『だめなら逃げてみる―自分を休める225の言葉』(ポプラ社)の「魅力」という一文には、
「自分が自分として生きることに、誰の許可もいらない。」
「人と繋がることは、幸せの始まり」という一文には、
「人とは繋がるが、人に干渉はしない。
人とつながることは、幸せの始まりで、
人に干渉することは、不幸の始まり。」
などなど、小池一夫さん自身の想いが綴られていた。