根拠もなく、「大阪で嫌韓される」とタイトルに
店長はその後、注意した男性店員を呼び寄せたうえで、男に対し、動画の配信を止めるように伝えた。男は、カメラを店内の壁に向けたが、その後も音声は録り続ける。
店長に促されて、店員は、「ドアを強く開けてしまったこととか、態度を強く出てしまったこととかに関しては、申し訳ございませんでした」と男に謝罪した。すると、男は、自分も日本で店をやって10年以上住んでいるとして、「俺もこういうふうに強くやりたいんじゃない」などと態度を軟化させた。
最後は、男が「ごちそうさまでした」と言って店を出て、店長らも「ありがとうございました」と男を見送っていた。
この8分ほどの動画だけを見ると、韓国人だから店員が注意したとは思えないが、ユーチューバーの男は、「大阪で嫌韓される!!観光に注意!!」とする韓国語のタイトルを付けて4月9日に動画を投稿していた。
動画は18日夕現在で、300万回ほども再生され、韓国語や日本語でコメントが次々に書き込まれて、議論になっている。
コメント欄やネット掲示板では、逆ギレした男に対し、「金を出せば何でもしていいわけじゃないよ」「度を過ぎて大きな声出したなら、注意受けるだろ」「店にだって客を選ぶ権利がある」などと疑問や批判が噴出した。
別の韓国人ユーチューバーのWWUK(ウォーク)さんは、ツイッターで「こういうのを見ると同じ韓国人として本当に恥ずかしく思う。一言でいい迷惑」「自分が被害者だというような言動しているけど、どう見てもお店側に迷惑行為してただけとしか思えない」と厳しく指摘した。
一方で、「バイトのあんな言いぐさは問題ある」といった指摘のほか、男の求めに応じて、店側が謝罪したことについても「なぜ謝った」などと疑問視する声が出ていた。