AKBコンサートの人選にも注目集まる
4月21日の千秋楽公演は、チームN3、チームGの順に行われ、それぞれのチームメンバー全員（1期生とドラフト2期生）に、18年に加入したばかりの2期生とドラフト3期生を加えた16人ずつでパフォーマンスを予定している。
山口さんが「いいね！」をつけたツイートに書かれている、AKSの「宿題」のひとつが、「犯行グループと交際を認めたメンバーもいることについて」。この疑問点が解決されないまま、犯行グループとの交際が疑われているメンバーが千秋楽公演に出演することになる。こうした状況について山口さんが何らかの発言をするかが注目される。
もうひとつ注目されているのが、4月27日に横浜市内で予定されているAKB48グループのコンサートにNGTから出演するメンバーの人選だ。1期生とドラフト2期生17人の出演が発表されているが、1期生で出演しないのは山口さん、菅原りこさん（18）、長谷川玲奈さん（18）の3人のみだ。この3人は、山口さんの事案発覚後、ツイッターのプロフィールから「NGT48」の表記を消している。特に菅原さんは、3月22日のAKSの会見中に
「ただ真面目にアイドルをしていただけなのに...皆さんの笑顔が見たいだけなのに...悲しい...」
とツイート。それに山口さんは「いいね！」をつけた。
こういった状況に、山口さんらが4月21日以降もNGTとしての活動を継続するかは不透明だとの見方も出ている。だが、行政や世論が求める被害者のケアを行わないまま、山口さんらが活動に復帰できないとなれば、NGTの信頼回復には時間がかかりそうだ。
4月21日の劇場公演と同時に、15年のグループ発足時からNGT48とAKB48を兼任してきた柏木由紀さん（27）の兼任が解除されることも発表された。柏木さんは19年1月10日の劇場公演で、山口さんの謝罪の直前に、ユニット曲「てもでもの涙」を一緒に披露していた。AKB48グループ最年長者が、このタイミングで離脱することの是非も問われそうだ。
（J-CASTニュース編集部 工藤博司）