自宅マンションでファンを名乗る男に暴行被害を受けたNGT48の山口真帆さん(23)が、約3か月ぶりにNGT48劇場(新潟市)での公演に出演することになった。NGTの公式サイトで2019年4月17日に発表された。NGTは現行の2チーム体制を再編成することを発表しており、4月21日に行われる千秋楽公演に出演する。
山口さんは3月22日に運営会社のAKSが開いた会見に対して、ツイッターでリアルタイムに反論を展開したのに加えて、最近になってもAKSに批判的なツイートに「いいね!」をつけるなどしており、両者の溝は埋まっていないとみられる。そういった中での劇場公演で、一連の事案について山口さんから進退を含めてどのような発言があるか注目される。
謝罪した「3周年公演」以来の出演
山口さんが劇場公演に出演するのは、一連の事案について被害者が謝罪したとして波紋を広げた1月10日の「3周年記念スペシャル公演」以来。山口さんは3月22日の会見中、「(編注:AKSの)松村匠取締役が当初言うように考えた文章」とする画像つきで「1月10日の謝罪を要求されました」とツイッターで主張したが、松村氏は謝罪要求を否定していた。
その後、山口さんから明示的なツイートはなかったものの、一般のツイッター利用者の書き込みに「いいね!」をつけることがあり、これが実質的な意思表示だとして注目されてきた。そのひとつが、4月11日のツイートだ。週刊文春が4月18日号で、AKSの吉成夏子社長がNGTメンバーとの面談で
「今も事件のことをグチグチ気にするなら辞めてもらって構わない」
と発言した、と報じたことを受けて、一般ユーザーが、
「つまり、事件の原因究明は何も明らかにされないまま、強引に見切り発車をするという事でしょうね」
と指摘する内容だ。それ以外にも、記者会見での質問に対してAKSが「検討する」などと回答を保留したままになっている事柄を列挙した、ファンによるものと思われる4月15日のツイートにも「いいね!」をつけた。