先端戦術兵器は「忘れ形見の兵器同様」
この視察の際、正恩氏は
「金正日総書記が生前に直接、種をまいて特別な関心を払い、開発、完成へと温かく導いてきた兵器システムがとうとう誕生した。あの兵器は忘れ形見の兵器同様であるが、今日のこの成功を見ると総書記への思いがさらに募る」
などと感激しながら述べたという。
北朝鮮は準中距離弾道ミサイル「ノドン1」の発射試験を、金日成主席が死去する1か月ほど前の1993年5月に行っており、金正日総書記の時代に開発を加速させたという経緯がある。こういった経緯と18年11月に報じられた正恩氏の発言を踏まえると、今回報じられた「戦術兵器」は短~中距離ミサイルを指している可能性がある。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)