フィギュアスケートの羽生結弦選手を誹謗中傷するような記事作成の募集があった問題で、日本スケート連盟がJ-CASTニュースの取材に「取り得る必要な措置を講じていきたい」との見解を示した。
具体的な措置内容については明言しなかった。一方、今回のケースは記事の書き手、募集主、求人サイトの三者が法的責任を問われる可能性があると弁護士は言う。
誹謗中傷書込み「非常に残念」
J-CASTニュースでは2019年4月6日、「『羽生選手』『キモすぎ』で記事書いて 氾濫するトレンドブログ求人、仲介業者も対応強化へ」との記事を配信した。
ネットで企業や個人が仕事を不特定多数に発注できるクラウドソーシングサイトを運営する「クラウドワークス」(東京都渋谷区)で、羽生選手を誹謗中傷するような記事作成の募集があったと報じた。
同社は取材に対し事実関係を認め、掲載を止めたと回答。4月9日には同社ブログで「『プライバシー権、肖像権、名誉、信用その他他人の権利を侵害し、損害を与える』ようなお仕事を禁止しており、今後も該当した場合は、即座に掲載を中断いたします」との声明を発表した。
今回の件を受けて日本スケート連盟は11日、
「SNS等で選手を誹謗中傷するような書込みがされることは非常に残念であり、これを助長するような動きがあるとすれば、連盟として、取り得る必要な措置を講じていきたいと考えております」
と取材に回答。同連盟に登録する選手へのネットでの誹謗中傷に対しては、何かしらの対応を取る構えだとした。