米アップルと米半導体大手クアルコムは2019年4月16日(日本時間17日)、半導体の特許や知的財産をめぐり争われている、すべての訴訟を取り下げることで合意したと発表した。
両社をめぐる争いは、2017年1月にアップルがクアルコムは他社に比べ、はるかに高額な特許使用料を請求しているとし提訴したことから始まる。それに対しクアルコムはアップル側の知的財産権侵害を訴えるなど抗争が続いていた。
合意にはアップルによるクアルコムへの特許料金の支払いも含まれている(金額は不明)が、和解内容の詳細は明らかにされていない。
この発表の後、米NASDAC市場ではクアルコムの株価が前日比23%高となった一方、アップルの株価はほぼ横ばいで取引を終了した。