「女子力」「インスタ映え」でブームの兆し? 「トイレットペーパーをリボン結び」する人々に「やめて!」の大合唱

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   公衆トイレに入ったところ、トイレットペーパーがリボン結びしてあった――。これは非常識ではないかと、ツイッター上で問題提起され、論議になっている。

   どこかの店内の女子トイレともみられる場所では、2つあるペーパーホルダーのうち1つで、ペーパーの先にリボン結びがされている。

  • トイレットぺーパーにされたリボン結び(写真は、凌選手@m_om_oiさん提供)
    トイレットぺーパーにされたリボン結び(写真は、凌選手@m_om_oiさん提供)
  • トイレットぺーパーにされたリボン結び(写真は、凌選手@m_om_oiさん提供)

TikTokがきっかけで人気に?

   このトイレに入ったという「凌」さん(@m_om_oi)は2019年4月16日、リボン結びの写真をツイッター上にアップし、「絶対にやめて欲しい...」と訴えた。「用を足した後、洗っていない手でわざわざ無駄にペーパー出してこれをやることに非常識さしか感じなかった」からだ。

   まさかと思って「凌」さんがネット検索すると、「トイレで女子力発揮!」などとするサイト記事がいくつも見つかった。

   実際、検索結果をみると、「次の人のためにもなります」「使う方みんなが心癒される」などとして、リボン結びのやり方が各サイトで紹介されている。「インスタ映え」をうたったサイトもあり、リボン結びのほかにも、ハートやバラ、中にはネクタイの形に結んだ写真もアップされていた。

   インスタグラムやツイッターでは、リボン結びについて、自らやった、トイレで見た、といった投稿が次々にされており、一部で流行っているようだ。

   きっかけは、スマホの短編動画アプリ「TikTok」にリボン結びの作り方を示した動画が投稿されたことだともされる。この動画は、若い人たちを中心に2000件以上もコメントが寄せられており、「友達来る日にこれやったw」「学校でやろー」などと書き込まれていた。

「汚い手でリボン結びされるのは嫌だな」

   これに限らず、以前からトイレットペーパーを三角折などにすることについて、衛生関係者からは、ノロウイルスなどに感染する恐れが指摘されている。

   それだけに、前出の「凌」さんも、「遊び心というものは、誰かに迷惑をかけたりリスクを(今回であれば感染症であったり)背負ってまで持つべきものではない」「『周りがやってるから』とか『流行っているから』とかではなく、本当にやっていいことかどうか、された側の次の行動等を考えて自身で判断すべき」と訴えた。

   ツイッター上などでも、リボン結びについて疑問や批判の声が相次いでいる。「汚い手でリボン結びされるのは嫌だな」「どこが女子力なのかさっぱりわからない」「これ 三角折り以上に引くわ」などだ。

   また、「そんなことしないで、早くトイレ譲って欲しい」「資源の無駄になるって事を女子力高い女性なら気付く」といった指摘もあった。

   「テンションあがる」「可愛いー!って思った」などと歓迎する向きもあったが、衛生上などの観点から疑問視する声の方が多かった。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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