辞任でもイメージ変わらず...「不祥事慣れ」?
両調査とも支持率は微増する一方で、支持の理由は「他よりよさそう」「他に良い人や政党がない」といった消極的ものを挙げる人の割合が増えている、という点で共通している。
ただ、現状が望ましいと考えているというわけでもないようだ。毎日調査は、2人の辞任を念頭に「長期にわたる政権のおごりやゆるみが生じていると思いますか」と質問。61%が「生じていると思う」と答え、「生じているとは思わない」の21%を大幅に上回った。
一方で、多すぎる不祥事に国民が「慣れた」との見方もできそうだ。朝日調査の
「一連の辞任で、安倍内閣のイメージは、よくなりましたか。悪くなりましたか。それとも変わりませんか」
という質問では、56%が「変わらない」と回答。「悪くなった」は38%だった。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)