「ルパン三世」の原作者で、漫画家のモンキー・パンチ(本名=加藤一彦)さんの死去が公表された2019年4月17日、海外メディアも続々と訃報を伝えている。
その作品は国外でも高く評価されており、関心も高いようだ。
「アニメ界で最も愛されているクリエータの一人」
米誌「ニューズウィーク」(ウェブ版)は、「漫画のレジェンドでルパン三世の原作者が81歳で亡くなった」と伝えた。
米ウェブメディア「コミックブックドットコム」は、アニメ界で最も愛されているクリエータの一人を失ったと追悼し、ルパン三世は「参照的ユーモア(パロディー)と華やかなアクションで支持を集めた」と称えた。
イタリアの一般紙「ラ・レプッブリカ」は、モンキー・パンチさんが学生時代に放射線技師の助手をしていた頃から今にいたるまでの経歴を詳報。また、2001年にローマで行われたコミックフェスティバル「ROMICS」にゲスト参加し、多くのファンと触れあったと紹介した。
そのほか中国、韓国、メキシコ、フランスなど複数の海外メディアが報じた。なお、フランスでは日本で1979年に公開された映画『ルパン三世 カリオストロの城』が、2019年1月から公開されている。フランス政府留学局・日本支局の公式ツイッターは19年2月7日、「日本で放映されてから40年、フランスでついに『ルパン三世 カリオストロの城』の上映が実現しました」
と日本語で紹介していた。