漫画家のモンキー・パンチさんが2019年4月11日、81歳で亡くなった。代表作「ルパン三世」の公式サイトなどで17日に伝えられると、多くのファンから惜しむ声が上がっている。
モンキー・パンチさんは、早い段階から作画にデジタル技術を取り入れ、デジタルマンガ協会の会長も経験した。そのため、愛用していたメーカーから追悼コメントが出たほか、ファンからは驚きの声が出ている。
「黎明期からずっと支えていただきました」
ペンタブレットメーカーのワコムは17日朝、訃報を受けてツイッターで、
「モンキー・パンチ先生には、ペンタブレット黎明期からずっとワコムを支えていただきました。ご冥福をお祈り申し上げます」
と投稿した。ペンタブレットとは、板状の装置にペン状のものをなぞって入力する機器。最近では、液晶タブレット(液タブ)と呼ばれる、液晶モニターにペンでなぞるものも登場している。
4月17日の「スッキリ」(日本テレビ系)では、1997年7月の作業映像が流された。そこでは、手書きした原稿をスキャナで取り込み、ペンタブレットとマッキントッシュを駆使して、作画する様子を伝えた。また、毎日新聞(ウェブ版)での訃報記事には、17年3月に撮影された、液タブによる作業風景の写真が載せられている。これらの報道もあって、ツイッターでは、
「ペンタブ使いだってのは、誰かから聞いたことあったけど、液タブ使いだったのか...」
「年齢関係なく新しいもの取り入れるってほんとすごいな...カッコイイっす...!!」
「モンキーパンチ先生の作業写真が流れてきてたけど、Wacomのペンタブ使ってるのねぇ」
といった驚きの声が絶えない。